ECサイトを構築するための方法はASP、オープンソース、パッケージ、クラウドEC、フルスクラッチの5つに分けられます。最もお手軽なASPを利用すれば誰でも簡単にECサイトを構築でき、パッケージやクラウドECはやや難度が高いもののサポートを利用できるため、手に負えないほどに難しいわけではありません。
一方で、オープンソースやフルスクラッチで本格的なECサイトを構築するのであれば、プログラミング言語などの各種スキルが求められます。ECサイトを構築する上で欠かせないのがフロントエンド開発と、バックエンド開発に必要なプログラミング言語のスキルです。
フロントエンドとは、サイトにアクセスするユーザーが使用する、パソコンやスマートフォンなどの機器で動作する部分のことです。HTML、CSS、JavaScriptがフロントエンド開発で使われる代表的なプログラミング言語で、これらを使用して見た目を整えたり、検索フォームを作ったりします。
フロントエンド開発のスキルがあれば大抵のサイトは構築できますが、ECサイト構築のためにはバックエンド開発も必須です。バックエンドとは、データベースの設計、ユーザーが入力したデータの処理など、サイトを利用するユーザーの目に触れない部分を指します。
カートに商品を入れる機能、ユーザーのログイン機能などのバックエンド開発に欠かせないのが、JavaやPHP、Rubyといったプログラミング言語です。また、独自のECサイトを構築するのであれば、ロゴなど各種の画像も必要なので、画像制作スキルも欠かせません。